Classiques japonais avec furigana
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しぶえちゅうさい
渋江抽斎
Lisez 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 525 caractères · 334 écrans
抽斎は天下多事の日に際会して、言偶政事に及び、武備に及んだが、此の如きは固よりその本色ではなかった。抽斎の旦暮力を用いる所は、古書を講窮し、古義を闡明するにあった。彼は弘前藩士たる抽斎が、外来の事物に応じて動作した一時のレアクションである。此は学者たる抽斎が、終生従事していた不朽の労作である。
抽斎の校勘の業はこの頃着々進陟していたらしい。森枳園が明治十八年に書いた『経籍訪古志』の跋に、緑汀会の事を記して、三十年前だといってある。緑汀とは多紀庭が本所緑町の別荘である。※(「くさかんむり/頤のへん」、第4水準2-86-13)庭は毎月一、二次、抽斎、枳園、柏軒、舟庵、海保漁村らを此に集えた。諸子は環坐して古本を披閲し、これが論定をなした。会の後には宴を開いた。さて二州橋上酔に乗じて月を踏み、詩を詠じて帰ったというのである。同じ書に、※(「くさかんむり/頤のへん」、第4水準2-86-13)庭がこの年安政二年より一年の後に書いた跋があって、諸子録惟れ勤め、各部頓に成るといってあるのを見れば、論定に継ぐに編述を以てしたのも、また当時の事であったと見える。