Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しぶえちゅうさい
渋江抽斎
Lisez 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 525 caractères · 334 écrans
「弘前には少壮者中に中村春台、三上道春、北岡有格、小野圭庵の如きものがある。その他小山内元洋のように新に召し抱えられたものもある。しかし江戸定府出身の少い医者がない。ちと医業の方をも出精してはどうだ」といった。かつ令の発せられる少し前の出来事で、成善が津軽承昭に医として遇せられていた証拠がある。六月十三日に、藩知事承昭は戦を大星場に習わせた。承昭は五月二十六日に知事になっていたのである。銃声の盛んに起った時、第五大隊の医官小野道秀が病を発した。承昭は傍に侍した成善をして小野に代らしめた。此の如く渋江氏の子が医を善くすることは、上下皆信じていたと見える。しかしこれがために、現に儒を以て仕えているものを不幸に陥いれたのは、同情が闕けていたといっても好かろう。
矢島優善は前年の暮に失踪して、渋江氏では疑懼の間に年を送った。この年一月二日の午後に、石川駅の人が二通の手紙を持って来た。優善が家を出た日に書いたもので、一は五百に宛て、一は成善に宛ててある。並に訣別の書で、所々涙痕を印している。石川は弘前を距ること一里半を過ぎぬ駅であるが、使のものは命ぜられたとおりに、優善が駅を去った後に手紙を届けたのである。