Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しぶえちゅうさい
渋江抽斎
Lisez 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 525 caractères · 334 écrans
生徒は多く不平に堪えなかった。中にも東京人某は、己が上位に置かれているにもかかわらず、「この教授法では延寿太夫が最優等生になる」と罵った。
保は英語を操い英文を読むことを志しているのに、学校の現状を見れば、所望にう科目は絶てなかった。また縦い未来において英文の科が設けられるにしても、共に入学した五十四人の過半は純乎たる漢学諸生だから、スペルリングや第一リイダアから始められなくてはならない。保はこれらの人々と歩調を同じうして行くのを堪えがたく思った。
保はどうにかして退学したいと思った。退学してどうするかというと、相識のフルベックに請うて食客にしてもらっても好い。また誰かのボオイになって海外へ連れて行ってもらっても好い。モオレエ夫婦などの如く、現に自分を愛しているものもある。頼みさえしたら、ボオイに使ってくれぬこともあるまい。こんな夢を保は見ていた。
保は此の如くに思惟して、校長、教師に敬意を表せず、校則、課業を遵奉することをも怠り、早晩退学処分の我頭上に落ち来らんことを期していた。校長諸葛信澄の家に刺を通ぜない。その家が何町にあるかをだに知らずにいる。