Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しぶえちゅうさい
渋江抽斎
Lisez 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 525 caractères · 334 écrans
わたくしは抽斎の誕生を語るに当って、後にその師となるべき人々を数えた。それは抽斎の生れた時、四十一歳であった迷庵、三十一歳であった斎、二十九歳であった蘭軒の三人と、京水とであって、独り京水は過去帖を獲るまでその齢を算することが出来なかった。なぜというに、京水の歿年が天保七年だということは、保さんが知っていたが、年歯に至っては全く所見がなかったからである。
過去帖に拠れば京水の父玄俊は名を某、字を信卿といって寛政九年八月二日に、六十歳で歿し、母宇野氏は天明六年に三十六歳で歿した。そして京水は天保七年十一月十四日に、五十一歳で歿したのである。法諡して宗経軒京水瑞英居士という。
これに由って観れば、京水は天明六年の生で、抽斎の生れた文化二年には二十歳になっていた。抽斎の四人の師の中では最年少者であった。
後に抽斎と交る人々の中、抽斎に先って生れた学者は、安積艮斎、小島成斎、岡本况斎、海保漁村である。
安積艮斎は抽斎との交が深くなかったらしいが、抽斎をして西学を忌む念を翻さしめたのはこの人の力である。艮斎、名は重信、修して信という。通称は祐助である。奥州郡山の八幡宮の祠官安藤筑前親重の子で、寛政二年に生れたらしい。