Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しぶえちゅうさい
渋江抽斎
Lisez 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 525 caractères · 334 écrans
この三つが一つ闕けていたら、目を廻しただろう。目を廻したのだと、療治に二百日余掛かるが、これは百五、六十日でなおるだろうといったそうである。戒行とは剃髪した後だからいったものと見える。怪我は両臂を傷めたので骨には障らなかったが痛が久しく息まなかった。五郎作は十二月の末まで名倉へ通ったが、臂のだけは跡に貽った。五十九歳の時の事である。
五郎作は文章を善くした。繊細の事を叙するに簡浄の筆を以てした。技倆の上から言えば、必ずしも馬琴、京伝に譲らなかった。ただ小説を書かなかったので、世の人に知られぬのである。これはわたくし自身の判断である。わたくしは大正四年の十二月に、五郎作の長文の手紙が売に出たと聞いて、大晦日に築地の弘文堂へ買いに往った。手紙は罫紙十二枚に細字で書いたものである。文政十一年二月十九日に書いたということが、記事に拠って明かに考えられる。ここに書いた五郎作の性行も、半は材料をこの簡牘に取ったものである。宛名の堂は桑原氏、名は正瑞、字は公圭、通称を古作といった。駿河国島田駅の素封家で、詩及書を善くした。玄孫喜代平さんは島田駅の北半里ばかりの伝心寺に住んでいる。