Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.861 caratteri · 480 schermate

Aozora Bunko

子を取ろ子取ろ

一

いずくを家とも定めぬ泰軒、どこにいてもさしつかえない身分なので、この日から彼、乞われるままにこのとんがり長屋の作阿弥の家へ、ころげこむことになったのです。

えらい居候……とんがり長屋に、もう一つ名物がふえた。

その夜、泰軒は、お美夜ちゃんの手をひいてニコニコ顔で、長屋じゅうの熊公、八公のもとへ、引越蕎麦をくばってあるきました。

子を取ろ子取ろ

一

先の業とは、相手が行動を起こそうとするその鼻に、一秒先立って、こっちからほどこす業。

後の先の業とは……?

相手が動きに移ろうとし、または移りかけた時に、当方からほどこす業で、先方の出頭を撃つ出会面、出小手、押え籠手、払い籠手。

先々の先の業――とは。

先の業のもう一つさきで、相手が業をしかけようとするところを、こっちが先を越して動こうとする、そのもう一つさきを、相手のほうから業をほどこす、これが先々の先の業。

竹屋の渡しに、舟を呼ぶ声も聞こえない。真夜中近く、両側の家がピッタリ大戸をおろした、浅草材木町の通りを、駒形のほうへと、追いつ追われつして行く黒影、五つ、六つ……七つ。

近くの空まで、雨がきているらしい。