Classici giapponesi con furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.861 caratteri · 480 schermate
井上大膳亮様のお使いがおみえになりまして」
「千客万来、みな来ると困るなり」
なんて口の中で言いながら、田丸主水正、ひどくいい気もちそうだ。
井上大膳亮の臣、
「このたびは名誉ある……これが戦国の世ならば……神仏に祈願……水垢離……せめてはおたたみ奉行……これはほんのおしるしで。ところで、あれが有名なるこけ猿で?」
「御家老、山脇播磨守さまのおつかい……」
つぎ――宇都木図書頭。
つぎ……岡本能登守。
つぎっ! お早く願います。こみあいますから中ほどへ。これじゃアなんの話だかわからない。
この柳生の上屋敷の前は、各大名の使者にくっついてきた供の者、仲間、折助たちで押すな押すなの混雑。豆大福を売るおばあさんや、焼鳥屋の店が出て、顎紐をかけたお巡りさんが整理にあたっている。
主水正の若党儀作は、下足番で、声をからしています。
「エエろの十六――ろの十六。おうい、一石飛騨守様のお供ウ、お帰りだぞウッ」
なんて騒ぎ。
門前には、近所の人たちがぎっしりひしめいて、
「いま出てきたのは、河骨菱の御紋だから、堀口但馬様の御家臣だ」
「オ! 三つ追い揚羽の蝶がへえってゆく。