Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.861 caratteri · 480 schermate
左膳にしても、です。
武士てえものがフツフツ嫌になり、文字どおり天涯孤独の一剣居士、青天井の下に筵をはって世間的なことはいっさい御免と、まくらに通う大川の浪音を友として、欠伸の連続の毎日を送っているところへ……ある日突然、このチョビ安なる少年が、茶壺を抱えてとびこんできた。それを追っかけてまいこんだのが、あの、顔見知りのつづみの与吉――。
それからというものは、眼まぐるしい走馬燈のよう。
本郷の道場へ助け太刀に頼まれていって、意外にも柳生の若様と斬り結んだり、それが後では、その源三郎といっしょになって不知火流の門弟を斬りまくったり……。
そうかと思うと。
親のないチョビ安に同情して、父子となって茶壺を預かることになったのだが、その日から、毎日毎晩得体の知れない人間が、この小屋のまわりをうろつく。侍や、町人や、御用聞きふうなのや――それらがみんなこのこけ猿の茶壺を狙っているようすだ。
お申しつけの壺は、ところ天売りの小僧が持ち逃げして、あづま橋の下の、あの、白衣の幽霊ざむらい、丹下左膳という無法者の小屋にありやす……と、つづみの与の公が、司馬道場の峰丹波に復命したんだから、道場から放たれた一味のものが、夜といわず昼と言わず、この橋の下を看視しているので。