Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.861 caratteri · 480 schermate

Aozora Bunko

尺取り横町

一

飛んでくる刃物を、直角に受けちゃアたまらない。平行に肘を持っていって、スイと横にそらしてしまうんです。

柳生流の奥ゆるしにある有名な銀杏返しの一手。

銀杏返しといっても、意気筋なんじゃあない。ひどく不意気な剣術のほうで、秋、銀杏の大樹の下に立って、パラパラと落ちてくる金扇の葉を、肘ひとつでことごとく横に払って、一つも身に受けないという……。

尺取り横町

一

なんでも芸はそうで、ちょいと頭をだすまでには、なみたいていのことではございません。人の知らない苦労がある。それがわかるには、同じ段階と申しますか、そこまで来てみなければ、こればっかりは金輪際わかりっこないものだそうで、そうして、その苦労がわかってくると、なんだかんだと人のことをいえなくなってしまう。なんでも芸事は、そうしたものだと聞いております。

いま、仮りに。

この峰丹波が、あんまり剣術のほうの心得のない人だったら、オヤ! 植木屋のやつ、はずみで巧く避けやがったナ、ぐらいのことで、格別驚かなかったかも知れない。

が、なにしろ、峰丹波ともあろう人。

剣のことなら、他流にまですべて通じているから、今その小柄がツーイと流れて、石燈籠の胴ッ腹へぶつかって撥ねかえったのを見ると、丹波、まっ青になった。