Classici giapponesi con furigana
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ずいひつ しんへいけ
随筆 新平家
吉川 英治
Leggi 随筆 新平家 (ずいひつ しんへいけ) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 213.575 caratteri · 424 schermate
ちまたには、清盛とのうわさがいろいろ取沙汰され、今は壬生の小館にかこわれている。
清盛(四十三歳)戦後、権中納言参議、妻の時子の眼もあって、常磐を壬生へ移したが、内外諸政、宮中のこと、彼の一身は、今、多忙を極め、常磐をかえりみている暇もない。
蓬子(常磐の忠実な召使い)牛若や乙若の子守をしていたが、今も壬生の小館に仕え、文覚とは、保元の焦土で知りあった仲。
阿部麻鳥(もと朝廷の伶人)崇徳天皇に愛され、天皇退位の後も、御所の柳ノ水の水守を勤め、讃岐の配所までお慕いして、今は都の陋屋に住んでいる若人。朝廷貴族の裏面を見、人間の真実と生きがいを、むしろ貧しい庶民の中に求めようとしている。
僧・文覚(もと院の武者所の出身)若年、人妻に恋し、あやまって恋人の袈裟を斬り、青年期の関門につまずいたが、沙門に入って、那智の滝でいくたびとなく自虐的な修業をとげ、われから難行道の達成にあるいている無籍僧。清盛、西行などとは、共に勧学院の同窓であった。(二六・五・六)
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戦乱中の人間も異様ですが、その直後、平和の中の人間模様も、世さまざま人さまざま、種々、めずらしい風聞を撒くこと、古今のちがいもないようです。