Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ずいひつ しんへいけ

随筆 新平家

吉川 英治

Leggi 随筆 新平家 (ずいひつ しんへいけ) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 213.575 caratteri · 424 schermate

Aozora Bunko

折々ぐさ

折々ぐさ

第五巻「常磐木の巻」は、平治合戦直後から二、三年間の洛内の出来事が主題である。清盛が四十三、四歳という年齢期にあたっている。

常磐と清盛の関係。西行のさすらい。二条天皇の恋。悪源太と金王丸。文覚と麻鳥。蓬子と明日香――など、そういった上流下層の人々をもふくめて、著者は、洛中洛外にわたる戦後の社会図を描いてみたつもりだ。けれど、読者の心々に、これを人間清盛伝の一部と看られるもよし、一連の障壁画を眺めるがように読むのも一つの読み方であろう。また、他の個々の人物なり事件をとおして、過去と未来につながる“時の流れ”のふしぎさを、その微妙さを、一篇のテーマと見てゆかれてもさしつかえない。

第一巻「ちげぐさの巻」の書出しからこの巻まで、平安朝末期の約四半世紀を書きすすめて来たわけである。以後六巻からは、平家全盛期と、源氏の雌伏期へはいってゆくことになる。私の著業の旅はまだ遼遠だ。新年の正月は越えたが、著業のやまは越えた気もしていない。

この新春、読者からの年賀や手紙のうちには「新・平家物語の完成のためにも健康に注意するように」という御好意がよく書いてあった。