Classici giapponesi con furigana
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ずいひつ しんへいけ
随筆 新平家
吉川 英治
Leggi 随筆 新平家 (ずいひつ しんへいけ) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 213.575 caratteri · 424 schermate
京都以西、東北地方にまでわたっている。ところが、常磐御前には、再婚以後の消息もほとんど不明だし、死所などもよく分かっていない。
この「新・平家」の上でも、まもなく宇治川合戦を経て、義経の入洛が近づいているわけだが、義経の関心は、この小説では、“生母との再会”が戦果の一つでなければならない。おりから尾崎氏の一報は、好箇の手がかりともいうべきで、ありがたかった。
岩田専太郎氏が菊池賞をうけたことは、ぼくらにしてもうれしかった。挿絵界としても全体のよろこびであったらしい。ぼくらはつねに、それも何十年、挿画壇の人々にめいわくをかけ吾儘をゆるしてもらって来たわけである。当夜もいろいろな話題が出たが、挿絵は挿絵の意義と自主性にもっと誇りをもつべきだと思った。女権さえ、そうなんである。挿絵の仕事と社会的位置にも、もっと自己を押し出す余地はあるとおもう。現に日本画壇というものにしても、ある一部の人々をのぞいては、どこに見るべきほどな画業が今日あるだろう。わけて民衆とのつながりでは、かつて苦節をなめて来た清新な洋画家たちと、ほとんど、その席を替えてしまっているのである。