Classici giapponesi con furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.861 caratteri · 480 schermate
で、禄高に応じて、その人と同じ待遇を受けたものです。
ことに、相阿弥の蔵帳、一名、名物帳にまでのっている柳生家の宝物こけ猿の茶壺。
単に茶壺としても、それが紛失したとなると、これだけの大騒動が持ちあがるになんのふしぎもないわけだが――。
そればかりではない。
柳生の先祖が、他日の用にと、しこたま蓄財した現金をひそかにある地点へ埋めた、その秘宝の所在を書きとめた地図が、このこけ猿の茶壺のどこかに封じこんであるのですから、いま、この宝探しのような、大旋風がまきおこっているのも、理の当然です。
左膳、チョビ安、お藤の三人は、無言の眼をかわして、考えこんでいましたが、そのうちに左膳、指を折って数えだした。
「一つ、壺を奪還せんとする柳生の連中――これは、司馬の道場へ乗りこんでおる源三郎一味と、捜索の手助けに伊賀から出て来た高大之進の一団と……今夜まいったのは、この高の一隊だが、彼奴らは、道場と、林念寺前の柳生の上屋敷の間に連絡をとって、血みどろになって探しておる」
ひとりごとともつかない陰々たる左膳の声に、お藤もチョビ安も、ぞっとしたように口をつぐんでいる。