후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
其処へ、刑事を装ったフリッツ・ハアルマンが毎夜のように現れて、少年を起して廻る。
斯うして彼は、其の変態性を唆る美少年を物色したのだ。疲れ切って慾も得も無くなっている子供達の上に、警察を仄めかすハアルマンの脅しは利いたに相違ない。眠りこけている少年達の顔を覗き廻って、これと思うのを発見すると、彼は威猛高に起しに掛る。
「こら、何故お前はそんな所に寝ているんだ」
この声は、それに依って呼び起された少年にとって、正に運命的なものだった。事実、死刑の宣告にも等しかった。眼を覚ましてみると、私服らしい赫ら顔の男が、叱るように睨み付けて突っ立っている。が、その少年が相当愛くるしい容貌の所有主であれば、軈てハアルマンはにやにやし出して、幾分次ぎの言語を和げるのだ。
「お前家はないのか」
そして、少年の型と出様によって、或る者は本署へ連行すると称し、或いは、飯を食わしてゆっくり休ませてやると誘って、難なく停車場から伴れ出してツエラルストラッセや、後には、ノイエストラッセの肉店の二階へ銜え上げる。駅の固い冷たい腰掛けよりは警察のほうが好いと考える子供もあろうし、兎に角食事にありつけると言うので、皆いそいそとハアルマンに従って停車場を出ている。