후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
2
この連中がみんなやられている。
乗組員は上下を通じて、英国海員が伝統的に血に持つ沈着と機敏と勇敢さをもって一糸乱れずに行動したと言われている。彼らの間には何の恐慌もなかった。恐慌が起ることを許さなかったというのだ。最後のボウトが本船を離れるまで、船員は各自努めて微笑を続けていた――ことになっているが、これも事実は、かなり泡を食って船客の信頼を失い、ために船客の恐怖が暴動化して一層救助作業の運行を困難ならしめた跡が多分に見られるのである。
2
何んなことがあっても決して沈みはしないと皆信じ切っていた。世界第一の超客船タイタニック号が愈いよ沈みかけたと知った時、そして、全人員の半分――それも無理をして――をやっと脱出せしめるに足るだけのボウトしか備付けてない。つまり後の半分は本船に残って、船と運命を緒にしなければならないということが――船長はこの恐ろしい事実を最後まで秘密にして置く為に何んなに苦心したことか!――船客の間にはっきり知れ渡った時、生物的な本能が船客を暴動に駆らずには置かなかった。しかも、船員の大部分は、救命艇の扱い方、下ろし方さえ知らないのだ。