후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
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時には、若い衆など店へ這入って来て、喫煙と雑談で油を売って行く。平和で平凡な裏町スナップの一つだ。斯うしてツエラルストラッセの肉屋さんは、「威勢の好い兄哥」、「面白い小父さん」として、依然として界隈の人気者だ。
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地震で、大洋の海底が陥没したとする。すると其処から、今まで吾われの識らなかった、一見※(「口+区」、第4水準2-3-68)吐を催すような、醜怪極まりない形態を備えた巨生物が這い出すかも知れない。丁度それと同じように、大戦は、一時完全に社会生活の秩序と常識を倒壊して、其の余震最中に、茲に、普通時には現れることを許されない、正に※(「口+区」、第4水準2-3-68)吐を催すような、人道的に醜怪極まりない一匹の人鬼を追い出したのだ。この、社会規約の弛緩した割目から頭を出した怪物――それは、ハノウヴァ市の、一人の陽気な「巷の肉屋」の形を採って、血だらけの前掛をしてにこにこ顔で鼻唄を歌っていた。
肉屋に化けた人鬼 Fritz Haarmann の潜んでいたハノウヴァ市は、大戦の余災を最も多く被った都会の一つだった。喧嘩して取っ組み合っているときは、疲労も傷害の痛苦も余り感じないが、いざ喧嘩が済んで昂奮が収まってみると、疲労と痛苦が一時に襲い掛って来るように、あの大戦に参加した各国は、平和克復と同時に、今更