후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
父のダスタフも酔漢で評判の好くない男だったが、長兄だけは何うやら真面目に進んで、伯林で税吏を勤めていた。もう一人の兄は、幼女に暴行を働いて長く刑務所に入っていた。フリッツが少年期に達した頃、三人の姉は三人とも売春婦だった。
斯ういう家庭が彼の生涯に致命的な暗い影響を投げたことは言う迄もない。幼少の頃から、人眼に付いて、後世恐る可しの不良児だった。趣味や行状は、何うしても男の子とは思えなかった。まるで女だった。十五の年に小学校を出て、直ぐニュウ・ブライザッハの下士官養成所へ入り、後軍隊に編入された。が、一年も経たない内に、激しい癲癇の発作に襲われるようになった。これが真個の癲癇であったか何うか、其処らは甚だ怪しいのだが、本人は日射病が嵩じたものと言い張って、陸軍病院へ送られ、間もなく除隊になった。ハアルマンの男色癖は、性来そういう異常性のあったのが、この兵営生活中に眼覚まされ、昂進したものと言われている。
ハノウヴァ市に帰って来ると、父親は、街燈点火人の仕事も、市役所の小使の口も止して、小規模な葉巻製造業を始めていたので、フリッツも此処に働くことになったが、落付くと同時に軍隊で覚えた変態癖が再発して、空地等に於て附近の子供に対する彼の行動が注目を惹くに到り、異常者として郊外ライン河畔の市立精神病院に送られ