일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

同時に、恐しい叫び声が女将の口を走って、彼女は、背後に続くポウルの腕へ倒れ掛った。凄惨な光景が室内に待っていたのだ。発見者二人は、部屋へ這入るどころか、一眼見るが早いか其の儘逃げるように階段を転げ落ちて、すぐ附近の警察へ電話をかける。ロウモン街の分署からモウパア警部が、直ちに部下を引き連れて駈けつけて来た。ジェリィ菓子のように顫えているマダム・セレスティンの案内で、一行は跫音を鳴らして三階へ跳び上る。マダムは呼吸を切らして呶鳴りつづけていた。

「Il est mort, il est mort ――死んでるんですよ! 死んでるんですよ!」

一九〇六年、十月八日の午前十時頃だった。

巴里のロウモン街に、オテル・ダムステルダム――アムステルダム・ホテルというのがあった。所有主は変ったが、同じ名前で今でもやっている。英国の宝石商ブルウス・テイラアが、南阿弗利加から巴里へ来て、このホテルへ止宿ったのは、事件の起る三日前の十月五日だった。テイラアは、南阿産の金剛石を巴里の市場へ捌きに来た者で、仕上げしたダイヤや、まだカットしない砿石やらを、石ころか何ぞのように無造作に紙に包んで身体中のポケットに押し込んでいた。