후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
亜米利加各地の警察からも確たる証拠が山のように提出されて、ネルスンは問題なく死刑を宣告された。直立して判決文の朗読を聞いていた彼は、流石に鳥渡顔色を変えたようだったが、直ぐ平静に返って、獄舎に下げられた後の彼の最初の言葉は、“I ask for better food,”だった。
一九二七年四月二十七日に殺された費府のマコネル夫人の良人ヘンリイ・マコネル氏と、ウイニペグのヒル夫人方で虐殺された十四歳のロウラ・コウワンの両親コウワン夫妻とが、面会を願い出て特に許可された。
マコネルは、老妻――マコネル夫人は六十歳だった――暴行絞殺した犯人に、老人の諦めから一種奇妙な親密を感じ出したものか、彼は、新聞記者に囲まれて、獄中のネルスンと握手して写真を撮ったりして問題を醸した。それとも、わざと隔意ない態度に出て、犯行の模様を話させようとしたのかも知れない。妻の兇死の状況を、想像に止めて置くことは、老マコネルにとって余りに重い心の負担だったのだろう。いっそ詳しく聞いて、彼はすっぱりしたかったに相違ない。しかし、ネルスンは、固くマコネルの手を握り締めたきり、何も言わなかった。