일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

て、しかも不思議にも、まるで針で指示するように、捜査の手は直ちに伸びてツエラルストラッセの肉商フリッツ・ハアルマン方を襲っている。これでハアルマンという男に、鳥渡ハノウヴァ市民の視線が集まって、近処では大評判にもなったのだが、併しそれは、皮肉にも、この人鬼の本然の姿を曝露したものではなかった。単に鶏×常習者として、寧ろ異常者に対する多分の憐憫と滑稽の眼を以って視られたに過ぎなかった。

斯うである。

ウィイツェル町のロッテの家で、母のゲルトルウト・ロッテ夫人が、家出した息子の身の上を案じて狂気のようになっていると、少年が失踪した二日目に、既に平和が回復していたので良人のピアノ調律師ラインハルト・ロッテが軍務を解かれて帰って来た。そこで夫婦は相談して、近接各市の警察へフリイデルの捜索願を出したのだが、あの、フリッツ・ハアルマンがハノウヴァの停車場待合室でフリイデル少年に近づいていた頃、何う言う風の吹廻しか、其の捜索願の一つに動かされて、既に同市警察は腰を上げつつあったのだ。

ベンチに眠っている所を叩き起されたフリイデル・ロッテは、ハアルマンを警察の旦那と許り思い込んで、専心哀訴歎願し始めた。