후리가나로 읽는 일본 고전
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くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면
やがて彼は城門へ駒をつないだ。
そして、官兵衛ただ今帰る、と表の侍へ申し入れ、誰へも彼へも、やあやあと、例の快活な調子で礼を返しながら、すぐ政職のいる本丸の居室へ通ろうとすると、侍たちが慌ただしく遮って、
「殿には、先頃からちと、ご不快でとじ籠っておられますゆえ、少々、お控えでお待ち下さい」
と、いう。
官兵衛は押し返すように、
「いや、ご病中とあれば、なおさらすぐ見舞い申したい」
と、いったが、侍たちは強って、
「いや、決して、お通しすなという仰せではございません。しばらく待たせておけとの御意ですから」
と、そこの一室へ褥を設け、茶を供え菓子など出して、主命をたてに、いやおうなく控えさせてしまった。
一方、政職の居室では、いまなお一族と老臣が鳩首して密談をこらしていた。
「殺すに限る。今こそ彼は、殺されに来たようなものじゃ。彼は彼で、秀吉と諮って、何か深謀を抱いてこれへ来たにちがいないが、人数も連れず、唯一人でこれへ帰って来たこそ、正に、絶好な機会というもの。今にして、お家の禍いの根たる彼を刺し殺してしまわなければ、悔いを百年にのこしましょうぞ」
と――これは一族の小川三河守もいい、益田孫右衛門、蔵光正利なども力説するところだったが、小寺政職の一、二の老臣は、