후리가나로 읽는 일본 고전
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くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면
二
が、男は何らの武器も手にしてはいない。目薬売りの荷と笠とを負っているだけであった。で、ほかの諸将も一斉に地上へ目を向けただけで気の早いことはしなかった。
「決して不審な者ではございませぬ。主人の使いに、折ふしのご通行を、今朝からお待ちうけしていたもの。どうか、主人のこの一書を、お取次ねがいまする」
彼の手に、書簡が見えたので、徒歩の武士が、取って馬上の一将に渡した。
(いかに計らいますか)
と、眼で問うようにその将は秀吉を振向いたが、秀吉はもう馬の鬣へすこし半身を出して手をのばしていた。
簡略な内容とみえ、一目に読んで、秀吉は、直後、衣笠久左衛門を見て答えた。
「晩に来いと申せ」
久左衛門は狂喜して、
「では、こよいにも」
「ちと遅くなってもよい」
「ご宿所は」
「たれに問うてもすぐ知れよう。この町の西にある何とかいう寺だったよ。たしか門が赤く塗ってあった」
「はっ……」
久左衛門が一礼してその頭を上げたときは、もう秀吉の姿をつつむ部下たちの馬埃りが、日ざかりの町を戞々と出て、稲葉山城の大手のほうへ向っていた。
二
信長に会う前に、まず羽柴藤吉郎という者に会おう。