후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면
松千代とてまだ幼いし」
兵燹の黒煙みなぎる空を見ては、彼とて老父の身辺や、妻子の身を想わずにいられなかった。そしてそこにある家の子郎党たちの苦戦を思いやった。
望楼を降りて来ると、出会いがしらに、衣笠久左衛門とばったり会った。勿論、久左衛門は姫路から馬をとばして来たのである。それを意外として、官兵衛は責めるように訊ねた。
「なぜ姫路を捨てて来た。今や激戦の最中であろう。彼処を破られてはここも危急にせまる。そち達の死場所はここでない筈だが」
「いや、宗円様には、御着こそ不安なれ、姫路は大事ない、見て来いとの、烈しい仰せで、そのため一鞭打って、戦局をお告げし、また当城のご様子を伺いに来たわけです」
「こここそは、お案じあるなと、お父上へ確と申しあげてくれ、官兵衛は宗円の子でございますとな」
「はい、かしこまりました」
「行け行け。ここは見た通りだ。鉄壁である」
「はいっ。では」
去りかけるのを、また呼び止めて、
「町屋組の面々も働いておるか。玲珠膏の井口与次右衛門もつつがないか」
「総出で奮戦しておりまする」
「そうか。さらば先ずよろしかろう」
彼が頷いたのを見て、衣笠久左衛門はふたたび姫路へ引っ回して行った。