후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
柳田 国男의 こども風土記・母の手毬歌(こどもふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,761자 · 278화면
一一、個人祈願ということ
。
氏を同じくする一族の結合を、今日ではマキという地方が多いが、そのマキの内でも、気持のちがうことはまったく無いとは言えないが、その総本家の権能はひじょうに古くからのもので、これに楯突くことは世間からも許さないが、多くの氏々の連合にはそういう中心の力がよわい。それを統一するためにまわり神主、または宮座頭屋というかたい約束がむすばれ、あるいは世襲神職の家筋というものが定められたのであるが、これがまた二つとも、あたらしい時代になって取りつづけて行かれない事情があらわれた。外からきて一時寄留する人の多いためでなく、村のなかでも大分まえから、この点については少しこまっていたのである。
一一、個人祈願ということ
わたしたちのいう個人祈願、一人かぎりの願いごとを神さまに申しあげることが、日本の神道にもはじまってきたのはこの結果であった。仏法のほうでも国家のため、または少なくとも一つの郷土のために、祈願をするのがふるい教えであったのだが、中古以来そのほうはすたれてしまって、ただ誰かのために何事かを祷るものばかり多くなっていた。それを朝晩見なれているのだから、神のお社に向かって一人願いをするのも、格別あやしいこととは思わなかったけれども、これは我邦の昔の世にはないことであり、おそらくは神さまにも御意外なことであったろう。