후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
前住地不詳。
二十七、Frich de Vries 十七歳。ハノウヴァ。
二十八、Adolf Hannappel 年齢前住所不詳。
ハアルマンは前科者で、一九一八年に出獄して、ツエラルストラッセ二十七番に落着いたのだったが、それから最後に捕縛される迄、本人は四十八人の少年を、誘拐、監禁、暴行、殺害、人肉売り、腸詰製造の順序で「処分」したと誇称しているが、人間一人の生死等何方へ転んでも大した問題にならなかったごたごたの最中の事だから、勿論正確な数は判っていない。が、フリイデル・ロッテ事件から起算して、大体二週間に一人の割で殺したことになっている。
これらの少年は凡べて戦争の生んだ浮浪児で当てもなく家出して来てハノウヴァの停車場内外に乞食同然の生活をしていたものだ。闇黒に呑まれ去ったように消息が断ち切れて、発見の可能性もなく、警察へ届け出ても真剣に動いては呉れず、両親達は何うすることも出来ない。常に何十人の、時として百に余る此の家出少年の群が、殊に夜になるとハノウヴァの街上から停車場に集まって来て、明日の食を獲る眼当てもなく、待合室の腰掛けに重なり合って眠っていた。