후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
そして、其の儘二個月経った。五月末から、六、七と此の二個月の間に、ハアルマンの殺人リストには、最後の三人が加えられていた。Friedrich Koch, Frich de Vries, Adolf Hannapper.
冷水を浴びたように、ぐっと警察を緊張させる為には、この連続的な三つの失踪が必要だったと見える。警察は急に狼狽して、今度は、嫌疑の眼を一時にハアルマンに向けた。が、実証を挙げる可く活躍に移る段になると、何しろ人員不足の場合ではあるし、それに、大概顔を識られているので、彼を取巻いて内密の裡に洗って往くと言うことが出来ない。そこで、急遽伯林から二名の腕っこきの刑事が迎えられてハアルマンの看視に就く。August Fromm と言う絶世の美少年を探し出して、これを囮に使った。この時既にハアルマンはノイエストラッセ一〇三番の自宅の附近に煙りのように立ち迷う其の筋の注視を感知して、逸早く市の他端に位する古い猶太区ロッテ・ライルに移転していた。そこで日夜このアウギュスト・フロム少年を猶太区のハアルマン家――それも矢張り肉屋の店だったが――の近くに放って根気よく待ち構えていると、果して六月二十二日の夜、ハアルマンは街上でフロムを認めて自店の二階に同伴した。