일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

6

茲に於て、初めは処女のようであった警察も、今は脱兎の如く猛然とハアルマンを攻めに掛る。酷烈な十字火訊問、第三級、一種の拷問である。が、それでもハアルマンは執拗に否認し続けていると、果然七月二十四日、暑い頃なのでラインの河岸は涼み客で賑わう。夕風の中を軽艇が納涼の人を満載して上下する。その錨の鎖に引っ掛って河床から浮き揚がったのが、等身大の馬鈴薯の袋だった。大小の骨片がぎっしり詰まっている。発見の現場は、以前頭蓋骨の出た浅瀬を少し下った個所だった。その、口まで骨の充満している袋を、ハノウヴァ大学法医学教室のシャックウイッツ博士―― Doctor Schackwitz ――に送って鑑定を乞うと、精査の結果、少くとも二十三人の人体を構成する骨片である事が判明した。

ハアルマンが折れて来て、徐そろ口を割りそうな形勢を見せてきたのは、この七月二十四日からだった。

6

Fritz Haarmann は、一八七九年十一月二日、ハノウヴァ市に生れた。父は街灯点火人で、市庁の門番のような仕事をも兼ねていた。父、Gustav Haarmann、母、Verna。フリッツはこの母のヴェルナが四十三の時の出産で、男三人女三人の六人兄姉の末子だった。