일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

後に判りました。ああいう場合ですから何れも見て来たような、色んな臆説が生れますが、会社側の策士がそれを利用して、生存者を互いに突つかせて世間の注意をそっちへ向けようとしたのでした。救命艇が尠かったこと、船員の間に救助作業の組織的な訓練が出来ていなかったこと、これは会社として世界に顔向けの出来ない犯罪的な責任ですから、どさくさ紛れに他に世間の注意を外らして一時誤魔化そうとしたのです。それがために、非常に卑怯な行為があったように言われて、殆んど社会から葬られかけた名士などもありましたが、日が経つにつれて真相が判明して、それらの人々の汚名は雪がれました。が、はじめ会社の放った宣伝が効を奏して、根本の難船よりもその方が大きなセンセイションになったので一時注意を他へ外らすという目的は立派に達しられた訳です――」

この十九年前の悲劇とその後日物語が世界の海運界に与えた教訓は、第一に、絶対に沈まない船などというものは、それこそ絶対にあり得ない。第二、社交室の椅子のクッションや上甲板のテニス・コウトよりも、何よりも完全な救命艇を充分備うべきである。第三に、貴婦人相手のダンスの礼儀も大事だが、先ず乗組員の短艇訓練をおろそかにしないこと。