일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

平時に於て大洋で行われた最も愚鈍な椿事だった。

暗い、寒い、静かな夜だ。

クリスマス・トリーのように星が輝いて、空気に、凛烈な寒さが走っている。

世界第一の巨船タイタニック号、百五十万磅の「浮かべる宮殿」は、船首から船尾まで雛段のように灯りを連ねて、この寒星の下、亜米利加を指して大西洋の白波を蹴りつつある。

食堂は例によってリッツ Ritz ――である。晩餐はすっかり済んで、多くの人々は寝台にいる。カアド室には、デナア・ジャケツの紳士達がポウカアに余念もない。電燈の薄暗い三等室には、トランシルヴァニア、モラヴィア、ヘルツェゴヴィア、ポドリア、シュワビア、カアランドなどという、聞いたこともない中世紀的な欧羅巴の隅々から、新大陸に憧憬れて亜米利加へ出稼ぎに行く移民の女達が、子供の寝顔を見守って物思いに耽っていた。まだ見ない紐育の夢――何んなに新しい、素晴らしい生活が自分たちの前に展がって往くことだろう。亜米利加は、殊に紐育は、黄金の街だと聞いている。亜米利加へ上陸さえすれば、この親代々の貧乏と縁が切れるのだ。この児たちも、米国の市民として、夫れぞれ幸福な生涯を開拓して行くであろう――。