일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

エイメ号で、ジャネットが階下の船室へ下りて行ったところで――。

夫人は船室へ這入った。内部から注意深く錠を下ろしてドレスを脱いだ。裸体の上にキモノを纒って、髪を解き始めた。栗色の頭髪が、濡れた藻のように、重く彼女の肩に掛っている。それから、夫人は、小さな卓子の前にすわった。一枚の書簡紙を取って、書きはじめた。

「愛するアンドレ――」

まるで私室を覗いてでもいるような克明な描写だが、Andr※(アキュートアクセント付きE小文字) などと普通名詞のようになっている呼名だけを持って来たところで何にもならない。が、兎に角、そのジャネットの恋文は何うなったかと言うと、この記述に従えば、エドワルド氏と一緒にキュヴァリエ少将とフェラル氏が船室へ這入った時に、その内の一人が素早くこれを見つけて、何も知らないエドワルド氏の気持ちを察して咄嗟に隠したというのである。言う迄もなくこれは、一般には根も葉もないナンセンスとされていて、他の記録には一切採用されていない。しかし、ナンセンスはナンセンスだが、斯ういう噂が出たと言うのは、ジャネット・エドワルド夫人は元女優で、巴里の舞台に鳴らした女だった。