일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

すっかり、お仕度が出来て、殿下には御機嫌うるわしく、御出帆の日をお待ちになっていらっしゃる。

すると、このあやうい瀬戸ぎわで露れたのだ。

二人の人間が、ほとんど同時に、この愛すべきカラブウ内親王殿下の正体を摘発している。

ひとりはマクナマラという若い自由労働者で、偶然アルモンズベリイ市へ流れこんで、御高名なカラブウ内親王殿下をお見かけ申したのだが、すると何うだ! 善良なマクナマラ青年が胆をつぶしたことには、彼は五、六個月前に、たしかにこのカラブウ殿下とサリスベリイ平原で会って、しかも一夜樹の下で一緒に寝ているのだ。その時の殿下は、お忍びにもことを欠いてありふれた女乞食のいでたちで、おまけに訛りのひどい、しかし、それだけ争えない英吉利人の英語を話して、農家の女中の口を探して田舎を廻っているのだという丈のお話しだったが、これは一たい何うしたというのだろう? あの時一晩会って、同じ石の枕で星を眺めて別れた彼女が、やんごとない東洋のお姫さま――マクナマラは白痴のようにぼんやりしてしまって、人の顔を見るとこのことを話して歩いた。すると、ブリストルに、ニイル夫人―― Mrs. Neale ――というお婆さんが住んでいる。