일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

笑って引き上げた。今迄も随分捜査上の喜劇にぶつかった事はあるけれど、まあこれが傑作だろう。夢とは面白い。殊に、人もあろうに教会の長老が――彼らの頭脳は、署へ帰ってからこの素晴らしいユウモアを何ういう冗句にして同僚達を笑倒させてやろうかという、持前の、亜米利加人らしい呑気な思索で忙しかった。

突然、フリント市への帰路を運転していたタマス・ケリイが、思いついたのだ。

「何うだい、序でだ。其の大工の長老様ってのを拝んで行こうじゃないか」

「そうだ、そうだ」剽軽者のヘンリイ・マンガア老人が直ぐに応じた。「夢の御本尊を見なくっちゃ話しにならねえ」

「じゃあ、オウオソで少し油を売って行くか」

自動車は砂を噛んで廻れ右をした。

こうして、戯け乍らオウオソ町北ヒッコリイ街九〇八番のホテリング方を訪れた刑事達は、それでも、念のため小当りに当ってみる気が、底にあったのだ。矢張り彼らは、刑事だった。名うての三羽烏だった。

主の人柄其のもののように、謙遜な小住宅である。小淡白と手入れの往き届いた前庭を横切って表玄関の鈴を押すと、品の好いホテリング夫人が取次ぎに出て、往来に面した広い客間へ案内した。