후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
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儂は何だか歩くのが厭になって坐り込んで終った。二人は、何とかして起たせようとしたが、儂が動かねえので、諦めて女を伴れて森へ這入って行った。二時間も待ってみたが、別に叫び声も聞えねえ。が、耐らねえ嫌な事が起ってるような気がして、儂は顫えが止まらなかった。間もなく、二人の男だけ帰って来て、女を向うの百姓家に預けて来たと言ったが、女の着物も何も持って来て居ねえので、やれやれあの阿女っ子は助かったかと思うと、ほっとして、二人に別れて儂はドュモラル村へ帰った。
――これが其の筋の耳へ這入った最初の犠牲者マリイ・バダイユだったらしい――ドュモラルは続ける。
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ドュモラルは続けて、二年後の十二月に、里昂市のケエ・ドュ・ペラアシュで又其の二人の男に出会い、自分が女を探し出してショアゼイの森まで連れて行って二人に渡したと自白している。その時ドュモラルは、女の有っていた銀時計と衣類を二人の男から貰って、持帰って妻に与えたと言うのだ。
マリイ・バダイユの屍骸が発見されているので、大事を取って、家から鍬を持って来て屍骸を埋めることにした。妻に訊かれて、面倒臭いから自分が女を殺したと言って置いたが、実は、凡べての下手人はこの二人の男で、自分は只雇われて働いたに過ぎない。