후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
英国には親戚も友人もないといって、花婿マクドオナルドの側からは誰も列席しなかった。エンマのほうからは十人ばかり参列して式後、披露の宴とあってクラレンドン・ホテルで、一同マクドオナルドの費用で大盤振舞いに預かったりしている。
新婚旅行には、チャイチェスタアへ出掛けたが、これも、マクドオナルド式に眼まぐるしい旅で、土曜日の夜、披露の席から発ったのが、三日後の火曜日にはもうブライトンへ帰って来た。そして、近いうちにコルコラン号がニュウ・ジイランドへ向けて出帆するについては、自分だけ一足先に乗り込んで、細君エンマの船室や何かその他彼女を迎える準備をして置かなければならない。用意が出来次第、一両日中に呼びに来るから――そう言ってキャプテン・マクドオナルドは、その晩、八時四十分ブライトン発の汽車で、ひとりで倫敦へ出て行った。
エンマ・ダッシュ嬢――ではない、もうマクドオナルド夫人だが、彼女は、母親の下宿屋へ帰って、一日千秋の思いで良人の船から呼びに来るのを待っている。が、いくら経っても何の音沙汰もない。手紙も来ない。使者も電報もないのだ。四日過ぎた。それでも熟んだでも潰れたでもないので、痺れを切らしたマクドオナルド夫人は、心配の余り、意を決して自分のほうから倫敦へ駈けつけたのだが――。