후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
検屍官W・A・ブルック立合い、聖マテオ駐在合衆国海兵隊軍医W・C・チャイデスタア少佐が翌朝執刀と決まった。
すると、聖マテオのジョン・レノック巡査というのが、一つの報告を提げて現れて、捜査係官の注意を惹いた。屍体の発見されたのは、土曜日の午後だが、その十八時間前、金曜の夜のこと、巡廻の途にあったレノック巡査の後方から、一台の輝かしい高級自動車が追いついて、傍へ来ると徐行しながら、運転手が声を掛けた。
「何処かこの辺にホテルはないでしょうかね」
レノック巡査が答えて、
「この道を行った処に、ホテル聖マテオというのが在ります」
「真っ直ぐですね?」
訊き返した運転手へ頷首いて、レノック巡査が後部の座席を覗き込むと、男と女が疲れた態で腰掛けている。女は、何となく巡査の眼を避けて、低い、抑さえつけるような呻き声を上げているのだ。真夜中である。淋しい田舎道である。何んな瑣細なことでも、これは可怪しいと感じた以上看過しない警察官の第六感に従って、レノック巡査は運転手へ手を振って素早く自動車の踏み板へ飛び乗っていた。
「そうだ。まっ直ぐやり給え、支配人が寝ているかも知れないから、一緒に行って起してやろう」