후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
この表をストックマン博士の許へ持って行って、一人ひとりに就いて其の人格、風評等を話して貰う。そして、公私とも立派な医者として博士が折紙をつけた五人へ印を打ち、反対に、さあ、この人は何うもと首を捻ったのへも鉛筆でしるしを附けて置いて、次ぎにガフは、その善玉の五人を順に訪問して個々の悪玉の評判を訊いて歩いた。斯うして五人の独立した意見を参照して、悪玉の中から悪玉を選び最後に最も印しの重なった二、三人へ眼をつけようというのだ。ところで、その五人の善玉の三人目に、マッキントン博士というのがあった。午後の三時頃、ガフがこのマッキントン博士の診察室に現れて、来意を告げた後、例の医師表を拡げて何人かの悪玉の個別評を聞き出そうとしていると、マッキントン博士は急に思い出したように、
「実は、鳥渡変な話しを聞いています。お役に立つか、何うか、とにかくおはなししましょう。この聖マテオのハイランド街に、私の妻の妹が住んでいます。それが、四、五日前遊びに来て言いますには――」
そのハイランド街を妹の家から一町程下った一軒の建物に、この頃、白い制服を着た看護婦の姿が見える。妹はよく其の前を通るのだが、急にちょいちょい看護婦を見かけるようになって、妙に感じたという訳は、その家は所有主が変ったらしく、最近空家になった許りなのである。