후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
暫くして五つと三つの二人の子供が、戸外の遊びから帰って来たので、パタスンは、有合せの物で晩餐を済まして、子供達を寝かしつけた。十時になった。それでも細君は帰って来ない。パタスンは心配になって、あちこち心当りの所へ電話をかけたが、それでようよう、妻がどこへも行っていないと判って彼はほんとに狼狽て出した。警察を呼び出して、交通事故の有無を質ねた。そして、そういう報告もないと聞いて、改めて二時間ほど、家の隅々まで念入りに捜索してみた。何等異常ないようだったが、只一つ、旅行用のスウツケイスが、何時も置いてある場所から他へ移してあって、鍵が外れている。調べてみると、入れておいた七枚の十弗紙幣と、身の辺りの細々した物が幾らか紛失していて、その代り、台所の棚にある筈の鉄槌が抛り込んであった。パタスンは、急に何となく不安を感じ出して、居ても立ってもいられなくなった。彼は、無意識のうちに膝まずいて、神に祈っていた。
「何ごとか、妻の身の上に恐ろしいことが起ったような気が、犇々と胸を打って来ました。同時に、このとき程私は、自分の無力を知ったことはありません。私は寝台の横の床に据わって力と智慧と導きを上帝に求めたのです。