후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
6
神経が、二十二回の殺人の陶酔によって鈍麻されて、一種放心的に大胆な、そしてそれだけ不用意な心状に這入っていたのだ。いわゆる運の尽きというのであろう。こういう習慣性犯罪者の落ちて往く心理は大概ここで、これがその最大の特徴でもあるのだが、逃晦に馴れ、自信を重ねているうちに、過度の安心が注意力を散漫にして、遂に尻尾を出すに到るのである。加奈陀へ這入ってからの「彼」の行動がそれで、一目掌を指すような動かない証跡が、続々と挙がって来た。
6
ハナ夫妻が、エマアスン町からウイニペグまで一人の見慣れない青年を自動車に乗せて来たと、何気なく話したことが端緒となった。その時青年の着ていた赤いスエタ其の他は、そっくりガアバアの古着屋から現れた。そして、パタスン夫人の下半身にかけてあった上衣は、彼がそれと交換に、ガアバアの店から着て出た「片側の釦鈕の取れた紺の両前服」だった。彼は、寝室の扉に掛っていたパタスンの服と着更えて、其処を立ち去ったのだった。
二つの惨劇のあった、六月九日の午後一時半頃だ。メイン街六二九番の古着屋サム・ウオルドマン方へ、一人の客が来て、着ている物を全部、店にある品と交換したいと申込んだ。