후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
「…………」
呆気にとられてポカンと見送っていた小助六は、急に馬鹿馬鹿しくなって歩き出した。
“のり”と、丸い看板が出ていた、なるほど、路地のとっつきに。
「あのちょっとお訊ね申しますが、こちらのお二階、若い女の方にお貸しなすって」
やっぱり薄暗い台所の入口で水仕事をしていた婆さんに、声を掛けた。
「ハイハイ。そうでございますよ、なにしろ年寄夫婦でございますもんで、男の方は禁物で。どうかあなた他さまをお借りなすって」
人の好さそうな婆さんは、気の毒そうに頭を下げて、またゴシゴシお皿を洗い出した。
「いえ、あの私拝借しようてわけじゃないんで。その二階を借りておいでの若い女の方に用がありますんで」
「ああ、お艶さん。じゃあの綺麗な三味線を弾くねえちゃんのお知り合いで」
いる、ありがたい。
思わず鳩尾がドキドキッとしてきた。
「ソ、そうなんです、そのお艶ちゃんに私」
半分ばかり開けてある台所の戸口から思わずグググッと身体を差し入れてきて、
「逢わせてください、ねえ小母さん、後生だねえ、ちょいと大急ぎで」
「あの、引っ越しましてございますよ」
また気の毒そうに婆さん言った、膝の上へ置いたお皿を急いでふきんで拭きはじめながら。