후리가나로 읽는 일본 고전
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うんせききこう
柳宗悦 民藝紀行
柳 宗悦
柳 宗悦의 柳宗悦 民藝紀行(うんせききこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,050자 · 276화면
これで既に充分な資材だといっていい。むしろこれに心を惹かれればこそ樺細工が始まったのである。
だが段々技術が進むに従って、皮の色々な部分を用いるようになり、一つのものに二色三色を用いるに至った。白皮や二度皮の使用は模様を考えさせた。ここで天然の皮の上に、人間が考える様々な模様を置く技術へと進んだ。そうして大正から昭和にかけ、ついに山水だとか花鳥だとか複雑な模様をあしらう事が流行になり始めた。樺細工がこんなにも絢爛になったことはない。
だが見ようによっては、このことが無地のもつ樺桜の持味を殺してしまって、ただ巧妙な技を示す仕事に落ちてしまったことを匿すことが出来ない。それ故この絢爛さは、樺細工の歴史に同時に大きな誤謬を犯したともいえる。もっともその模様が優れている場合は別であるが、私の目撃したものでは十中八、九極めて陳腐な図案に過ぎなく、模様さえなかったらどんなにいいかと、その都度思わざるを得ないのである。
それにこれらの図案の根本的な弱味は、写生風な絵画をそのまま写してある事で、模様に成り切ったものとはいい難い。元来工藝の真の模様は材料や工程から必然に生れるものであるが、今ある複雑な絵模様には、その必然さがなく、むしろ材料や工程を無視して、作りにくいものが作れるという自慢に陥っているきらいが多い。