후리가나로 읽는 일본 고전
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くうちゅうせいふく
空中征服
賀川 豊彦
賀川 豊彦의 空中征服(くうちゅうせいふく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,687자 · 215화면
夫婦と子供四人が同じ場所でガス爆発で死ぬようなことがあっても、彼はそれに一文の手当もやらなかった。折尾、直方付近では坑夫の間に歌がある。
鬼の安治川
金棒で責める
坑夫可哀や
生地獄
大正七年八月の米騒動の時に安治川の炭坑は九州でも第一に騒いだところであった。その時に安治川は大阪から急行して、若松の大親分から博徒の連中を数百名も借りて主魁者と認めた十七人を引っ掴え、拷問に合わせ、三人を半死に、一人を殺してしまったのであった。今日でも、北九州ではこんなことは毎日の出来事であるが、安治川の経営している鉱業会社ではとくにそれがはなはだしいのであった。それで折尾の坑夫連の間に「鬼の安治川鉄棒で責める」という歌が流行るようになったのである。
安治川舟三は、殺された坑夫を自分の眼で見た。そして何時かはその酬いが身に返って来ると固く信じていた。しかし、今こんなに早く来るとは思わなかった。
彼はパノラマのごとく展開する自己の醜い半生を顧みて、これで貧乏してしまえば誰一人顧みてくれるものはないと自分を不憫に思うた。
そのうちに幻のように、米騒動の時に自分の眼の前で殺された、その恐ろしい死骸が動き出した。