후리가나로 읽는 일본 고전
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くうちゅうせいふく
空中征服
賀川 豊彦
賀川 豊彦의 空中征服(くうちゅうせいふく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,687자 · 215화면
一六 市庁舎の内外
その時たちまち、万雷の轟くがごとく市庁舎の前に「万歳! 」の声が起った。その声は五万や十万の口から出たものとは思われなかった。市会議員はすべて、あわてて首を窓から外に出した。
市長室にいた太閤さんも、大塩平八郎も、賀川市長も皆違った窓から首を出していた。
一六 市庁舎の内外
挿絵16
市庁舎前の群衆はすでに号外で報ぜられた大示威運動であった。赤い旗、青い旗、黄いろい旗、黒い旗、白い旗、三角旗、流れ旗、幾万とも数えることの出来ない労働者諸君の持つ旗は街路を埋め、全市は鼎の湧くがごとくであった。
色々な標語が、旗の上へ画かれている。
「生産者を解放せよ」「我らは生存権を要求す」「我らは煤煙文明を弔う」「煙筒を葬れ」「死線を越えて」「資本主義を葬れ」などいうのがその主なるものであった。
太閤さんは大悦びである。
「朝鮮征伐の時にも、これだけの人は揃わなかったね……何十万人いるだろうか? 」
市長はそれに答えて言うた。
「五六万人でしょうね」
「慶長の頃では、五十万と号せるね」
大塩平八郎も感心している。
「よく気が揃うたものですなア、これだけの民衆が、わしについててくれたら、天保八年二月の事件には敗けなかったになア」