일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くうちゅうせいふく

空中征服

賀川 豊彦

賀川 豊彦의 空中征服(くうちゅうせいふく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,687자 · 215화면

아오조라 문고

中央公会堂のすぐ裏に立つ市庁舎には、昼間に電燈があかあかと灯っているのである。

彼……賀川市長はそれを見てまったく憤慨せざるを得なかった。かつて彼がニューヨークの市に遊んだ時に、彼は人口六百万の都会に煙の上がるのを見なかった。

サンフランシスコにおいても同様であった。ピッツブルグは世界における煙筒の都と呼ばれていたが、そこに煤煙征服の運動が起ってついにピッツブルグ市はその煤煙を駆逐することに成功した。

わが大阪市においても、もしも市民がもう少し科学的に進歩し、資本主義的工場経営の不生産的なことを理解してくれるなら、煤煙文明の破壊運動が当然起るべきはずであるにかかわらず、それが出来ないというのは、実にけしからぬ話である。

「よし、俺はすなわち煤煙征服運動にとりかかる。まず市参事会員に会い、それから市会を招集して自分の意見を開陳することにする」

賀川市長が、市庁舎に帰って、事務室の机の前に坐ったのは、午後の三時半過ぎであったが、室内はとても暗くて、事務がとれない。彼はまた前市長池上がしたごとく、電燈のスイッチをひねった。

不満な心持ちで、市庁舎の窓から、大阪の西の空を見てみると、野田、春日出の方面において、住友伸銅所の太い三本の煙筒から、そして、春日出の電燈会社の太い煙筒からもうもうと、雲のごとき煙の立ち登る