후리가나로 읽는 일본 고전
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ていそうもんどう
貞操問答
菊池 寛
菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면
五
では、お目もじの上、いろいろと。失礼。
準之助
投函して、二時間くらいで来た速達のような手紙であった。
新子は、その手紙を見ると、その日の内にも、準之助氏に会いたいように思った。
五
万事を、準之助氏に頼んで、八月は何ということなしに、暮してしまった。
九月も、半ばになった。
空は、一面にどんよりとした層雲で包まれているのに、街の裾から、カッと落日の光がさし込んで、暗い通りに、建物の倒影が、クッキリ落ち、行きずりの人の顔など、眩しいほど、鮮に見える。バサバサと葉の茂った街路樹に、生あたたかい風が、ゆるゆると当る、季節境の荒模様の夕暮であった。
「家が落成しましたから、見にいらっしゃい。六時頃なら、僕も行っています。」と、今朝準之助氏から電話がかかって来た。
銀座の表通りから二つ目の裏通りの新橋寄りで、芸妓屋が二、三軒並んでいる場所で、うり貸家の紙が、斜に貼られてあった家を、(ここですよ)と、一度見せてもらったぎり、落成するまでは見に来ないで下さい、という準之助氏の言葉を、堅く守った故、どんな家になっているか、少しも想像がつかなかった。ハッキリ覚えていた場所を、円タクの運転手に教えたが、そこへ行ってみると、危く通りすぎそうになって、