후리가나로 읽는 일본 고전
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ていそうもんどう
貞操問答
菊池 寛
菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면
二
小池は、快活な小柄な男だった。
熊手にした指で、ふさふさ落ちかかって来る髪の毛を、しきりと後へ高く掻きあげながら、眼の玉をくるりとむき、唇をとがらせて、
「これじゃ我々自身が『落伍者の群』になりそうじゃ。衣裳代をかけすぎましたな。もっと筒井を頼りにしていたんだが、あれが三、四百円は切符を売るといっていたんだが、『第二の亡霊』だけじゃ厭じゃというて、逃げ出してしまうなんて、あまり万事筋書通り過ぎるですなあ。」
「………」
「この分じゃ、五日間はムリですな。第一、小屋代の工面が、つかんですな。」
圭子は、舞台の上の「彼女」のような気持になって、
「初めての公演なんですもの。いよいよ困れば、私何とかしたいと思いますの。」
女の一本気から、かえって落着いた度胸を見せて、じっと小池を見つめながらいった。
二
「いや、貴女だけに、心配をかける訳には行かないし、それに、毎日二百円はかかりますよ。切符代なんて、てんで集まらないし……僕は、すっかり憂鬱になりますな。」溜息を吐くと、小池は卓子の上に肘をついて、圭子を見た。
「初めての試みなんですから、誰の責任でもございませんもの。