후리가나로 읽는 일본 고전
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ていそうもんどう
貞操問答
菊池 寛
菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면
四
準之助氏は、英国紳士のように、優雅で親切に思えたから……霧が、だんだん晴れて窓から近く離山が見える。こんなに明るい静かな生活であったら、自分も勉強が出来る。まるで、都会の厩舎から高原の牧場へ放された馬のようではないかと思っていると、お茶の迎いらしく幼い足音が、響いて来た。
四
新子は、次の朝郭公とミヒヒという山羊の声で眼がさめた。腕時計を見ると、六時少し前であったけれど、彼女はそのまま起きて、やや肌寒いのでセルのサッパリした常着に着かえて庭へ出た。
庭の面には輝かしい朝の陽が溢れているのだったけれど、家をとりまく緑の繁みに、まだ朝ぎりが、ほのぼのと煙っていた。
白樺の小径には、短い夏の夜を鳴き足りない虫の、かぼそい声がきかれた。
ふと小径の曲り角で、新子は足音と影とを見て立ち止まった。
それは、準之助氏であった。
早くも今朝カミソリの刃を当てたらしいすがすがしい顎、麻の単衣に、竹のステッキを持っていたが、新子を見ると、
「ああ、お早う。」と、呼びかけて、
「貴女は、お若いのに早起きですな。今朝だけですか、それとも習慣ですか。」
「今朝は、特別でございますけれども、家におりましても、朝は早い方でございます。