일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ていそうもんどう

貞操問答

菊池 寛

菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면

아오조라 문고

四

「頭の毛なんか薄いんでしょう……」と、のび上って頭の頂辺をのぞきに来た。

美沢は、もう美和子の前では、何事も遠慮なし、横になって話ししようと、また美和子が、シュミーズ一つになろうと、それは何でもないことだと、軽快に感じられて来た。

「こんなものさ。」と頭を下げて見せた。

「立派ね。あら、あら、白髪があるわよ。」

「ウソをつけ、光線のせいで光っているんだよ。」

「あんなこといっている。二本あるわよ。取ってあげるから、ジッとしていらっしゃい。」

四

美沢の耳の後に、美和子の手がふれて、頭を上げると、それが美和子の乳房を打つような感じだった。

雌蘂に抱かれた一疋の虫のように、美沢は、深々と呼吸づきながら、

「痛っ!」

「それ、ごらんなさい。これ、白髪でしょう。白髪よ。」

「なるほどね。後は取らないでよろしい。」

「なぜ?」

「若白髪は金持になるんだろう。」

「そう云うわね。でも迷信よ。白髪なんか、ない方がいいわよ。」

「僕は、かつぎ屋だから……」と、あまりに近づく、美和子の肌を遠ざけながら立ち上って、片隅のビクトロラの蓋を払って、バッハのコンチェルトをかけた。

「美沢さんのところには、ジャズがないのね。