일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ていそうもんどう

貞操問答

菊池 寛

菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면

아오조라 문고

四

ね、そうじゃありません?」新子は、不愉快になってだまったが、前川は冗談に、

「パパは、ひどいでしょう。」と、抗議すると、

「だって、美和子の覚えているパパは、前川さんくらいだわ。ねえ、お姉さま。」と、姉の気持などおかまいなしに同意を求めた。

四

新子は、ますます不機嫌になって、

「そんなご迷惑なことを云わないで、早くカットにいらっしゃい。熊の子みたいな頭をして……」と、美和子を追い立てにかかったが、美和子は立ち上ろうとはせず、

「独りで、何か喰べるくらい、つまんないことないわ。お姉さま、一しょに行ってよ。」と、ねだるのを、前川は、取りなして、

「じゃ、僕も、会社へ帰る途だし、昨日サービスしてもらったお礼に、ちょっとつき合いましょう。」と、前川は立ち上った。そうした前川の親切気を妨げる手もないので、新子はだまっていた。

「ああ! 嬉しい。」美和子は、もう馴々と、前川の側へ立ち寄っていた。新子は、妙に胸騒ぎを感ぜずにはいられなかった。

美和子の心は、まるで水銀のようである。美沢の美貌と芸術家であることに魅せられて、フワフワと恋愛したように、今度は前川のありあまる物質を背景とした中年の紳士姿に、どう影響されるかもしれたものではなかった。