후리가나로 읽는 일본 고전
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ていそうもんどう
貞操問答
菊池 寛
菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면
こんないい機会に、良人を取っちめて、ご都合主義の仮面をとりはずしてやりたいという肚もあった。
つい、目と鼻の四谷からであるから、二十分とは経たない内に、圭子は前川邸を訪れて来た。
応接室に通されて、腰をかける暇もなく、上機嫌の夫人に迎えられて、初対面の圭子はすっかりうれしくなっていた。
「どうぞお楽に。私一人でしたけれど、新子さんのお姉様だというもんだから、ついお目にかかりたくて、お呼びしたのよ。ご迷惑じゃなかった?」と、夫人は言葉遣いもやや砕けて、しかもそれだけ親しみを見せて、こぼれるような愛嬌だった。
「いいえ、どう致しまして、奥さまにお目にかかれて光栄ですわ。」
「失礼ですけれど、舞台の方に関係していらっしゃるだけあって、おなじご姉妹でも、あなたの方が、ずっとお美しいのねえ。」
「あらまあ!」と、圭子が、うれしがるのを見て、夫人は新子とは違って、芯のないいかにも善良そうな圭子を、いよいよ料理しやすいと、見てとったか、気楽な、砕けた笑顔を向けながら、
「それに、あなたとなら、ほんとうのお友達になれそうだわ。」と、つづけざまに好餌をなげる。
五
鬼も棲み、蛇も棲まん夫人の心の中を知らず、圭子は、夫人の愛嬌に眩惑され、前川さんも、良い方であるけれど、奥様は一倍ました、何という気の置けない、いい方だろうと感嘆していた