일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ていそうもんどう

貞操問答

菊池 寛

菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면

아오조라 문고

三

しかし、生活ぶりが、華手だったので、一昨年脳溢血で死んだときは、金はいくらも残っていなかった。そして華手な生活ぶりと、金の事を気にしないルーズな性格とだけが遺族の上に遺されていた。今年の初め、あわてて家賃の安い現在の家に引越して来たのであるが、働く者のない家庭は窮乏の淵へ一歩一歩ズリ落ちて行く外はなかった。

その上、姉妹の母が、生活に対しては、ひどく没常識であった。

三

父が死んだ後も、母は漫然として、何の新しい収入の当もないのに、家賃の高い麹町の家に暮していた。姉の圭子は相不変女子大に通い、新子は津田英学塾に通っていた。

今年の初め、母が少し愚痴っぽくなったので、新子がおかしく思って、母に迫って家の経済状態を根掘り葉掘り問い質してみると、父が勤めていた会社の株が五十ばかりのほかには、銀行預金が二千円とわずかしか残っていなかった。父の死後、そんなわずかな預金の中から、月々三百円に近い生活費を出していた母の出鱈目さに驚いたが、今更どうすることも出来ず新子はあわてて、自分で学校を廃めてしまい、母を勧めて、家賃の安いここ、四谷谷町の家へ越して来たのであるが、しかしそれは半年で駄目になる生命を、やっと一年に延ばしたというだけのことで、前途に横たわる生活の不安は、どう払いのけることも出来なかった。